少年サッカーでは、どうしてもゴールを決める選手に注目が集まりがちです。
でも実際には、チームを支え、失点を防ぐディフェンダーの存在が欠かせません。
今回は、息子・Eizのプレーを通して感じている、ディフェンダーというポジションの魅力と、子どもの強みの見つけ方について書いてみます。
ディフェンダーというポジション
イタリアでプロサッカー選手を目指す11歳の息子・Eiz。
6歳からイタリアのサッカーチームでプレーを始め、気づけば5年が経ちました。
小さい頃のサッカーでは、どうしても
「ゴールを決めたい」
という気持ちが先に来るものだと思います。
正直に言えば、私自身も、息子がゴールを決めて喜ぶ姿を見るのがうれしいと思っていました。
Eizももちろん、ゴールを決めるという快感は知っています。
それでも彼は、なぜかいつもゴールの手前を守る場所にいる。
時にはゴールキーパーを務め、
「自分が絶対にゴールを守る」
という感覚でプレーをしていました。
ミスター(コーチ)から前のポジションを試すように言われることもありました。
Centrocampo(チェントロカンポ/MF)をやったり、少し前目でプレーしたりすることもありました。
それでも彼の意識は、自然と後ろへ戻っていきます。
ボールの位置よりも、
「ここが危ない」
「ここは空けてはいけない」
そんな感覚が、体に染みついているようでした。
親として見ていると、そこに彼らしさがあるように感じます。
前に出て目立つことよりも、チームを守ること。
ゴールを決めることだけではなく、ゴールを守ることに自然と責任を感じているように見えるのです。
細身だけれど、当たり負けしない体
身長は同年代の中では平均的。
ずっと細身で、ディフェンダーとしては少し心配になる体型に見えることもあります。
それでも、不思議なほど当たり負けをしません。
小さい頃から、ぶつかって吹き飛ばされる姿をほとんど見たことがないのです。
筋トレを続けているので、最近は体つきも少しずつ変わってきました。
細身ではありますが、体は締まり、芯の強さを感じます。
ふとした瞬間に、
「ああ、大きくなったな」
と感じさせられることが増えました。
サッカーを始めた頃の小さかったEizを思い出すと、今の姿に胸が熱くなることがあります。
まだまだ子どもだけれど、確実に体も心も成長している。
その変化を近くで見られることは、親として本当に幸せなことだと感じています。
ディフェンダーの良さと深さ
ディフェンダーは、決して派手なポジションではありません。
アタッカーのように頻繁にゴールを決めるわけでもなく、サッカーをあまり知らない人には、その良さが一目で伝わりにくいポジションです。
それでも、試合の流れを読み、相手の動きを察知し、パスコースを消しにいき、奪ったボールを仲間につなげる。
相手がドリブルで切り込んできた瞬間、あえてボールに飛び込まず、一歩下がってコースを消すこともあります。
また、迷わず直接ボールを取りに行く場面もあります。
一瞬の判断。
派手なプレーではないけれど、その一つひとつが本当に大切なプレーにつながっています。
チームを守るために、頭も体も使う。
ディフェンダーは、とても奥の深い役割です。
そしてディフェンダーは、一瞬の判断が失点に直結するポジションでもあります。
その分、ミスが許されない緊張感の中でプレーすることが多く、自然と集中力や精神力が鍛えられていくのだと思います。
Eizのメンタルの強さは、サッカーでディフェンダーというポジションを経験してきたことから、自然と鍛えられた部分もあるように感じます🩵。
ゴール前でチームを守る責任感や判断力は、試合だけでなく、日常生活の中でも確実に活きているように見えます。
だからこそ、ディフェンダーはサッカー好きなお父さんたちにとっては、実はとても見応えのあるポジションでもあります。
音楽で例えるなら、目立つのはボーカル。
でも、ベースやドラムがあるからこそ、バンドの良さは引き立ちます。
ベースラインが曲全体を支えるように、ディフェンスはチーム全体を静かに支えています。
分かる人にはたまらなくかっこいい。
そんなポジションです。
(私はまだその境地には達していませんが😂)
Eizの強みはスピードとポジショニング
Eizの一番の強みは、危険を察知して一瞬で戻るスピードと、パスコースを消すためのポジショニングです。
もちろん、ピッチ全体を見られる視野の広さや、ボールを奪った後の仲間へのパス、ロングパス、時には自らボールを取りに行くプレーも、私にとってはどれも魅力的です。
その中でも、やはり特に目立つのはスピードと立ち位置だと感じています。
特にポジショニングは、コーチや観戦に来る保護者の方々からよく褒めていただきます。
私はサッカーに関しては素人ですが、何年もプレーを見てきて、彼のサッカーIQが確実に上がっているのを感じます。
ただ速いだけではなく、どこに立つか。
どのタイミングで下がるか。
どこを消すか。
どこで奪いにいくか。
そういう判断の積み重ねが、ディフェンダーというポジションには本当に大切なのだと思います。
そして、その判断力は一日で身につくものではなく、毎日の練習や試合の中で、少しずつ体に染み込んでいくものなのだと感じています。
親からすると、我が子はやっぱり特別な存在
さまざまなポジションがあり、子どもたちの試合を見るのは本当に楽しい時間です。
とはいえ、親にとってはやはり我が子はいつも主役。
どうしても、一番目立って見えてしまいますよね😅
イタリアでは、そんな気持ちを隠さず、はっきりと
「自分の子どもは特別だ」
と表現するお父さんお母さんがたくさんいます。
その姿はとても爽快で、そして、なんだかほっこりします🧡。
私も、Eizのプレーを見るたびに、やっぱり特別だと思ってしまいます。
もちろん、親だからそう見える部分もあると思います。
でも、その気持ちを無理に隠す必要はないのかもしれません。
親が子どもの良さを見つけて、心から誇りに思うこと。
それは、子どもにとっても大きな力になるのではないかと感じています。
これからも、こんな素晴らしい子どもたちの成長を見られることが、本当に幸せです。
いつも元気をもらっています。
この先、Eizがディフェンダーを続けるのか、違うポジションへ移行するのかは分かりません。
それでも、これまで積み重ねてきたこと、これから経験していくすべてが、彼のサッカー人生の大切な土台になると信じています。
ゴールを守る姿を、心から誇りに思っています🩵。
ディフェンダーの魅力や、子どもの強み・判断力については、こちらの記事でも詳しく書いています。
👉 ディフェンダーの良さと深さ・その2
ディフェンダーというポジションの奥深さや、目に見えにくい守備の価値についてさらに詳しく書いています。
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