サッカーIQは伸ばせる?少年サッカーで差がつく習慣と考え方

サッカーIQという言葉はよく聞きますが、実際にはどのような意味で使われているのでしょうか。

判断が速い。
周りが見えている。
いい選択ができる。

そういった意味で使われることが多いと思いますが、実際にはそれだけでは言い切れないものがあるように感じています。

私は、サッカーIQというのは、単純にサッカーが上手くなるためのものすべてを含んでいるものだと思っています。

フィールドが見えていること。
ボールの感覚。
身体の動かし方。
どこで何を選ぶか。
仲間と相手の動きを見ながら、その場に合ったプレーを選ぶこと。

そういったものが全部つながって、プレーとして出てくる。
その全体を、サッカーIQと呼んでもいいのではないかと感じています。

今回は、サッカーIQとは何か、そしてどうすれば伸ばしていけるのか、少年サッカーの中でどこで差がつくのかという視点から書いていきます。

サッカーIQとはどんな力なのか

サッカーIQという言葉自体は、日本ではよく使われているように感じます。

ただ、イタリアではこの言葉をほとんど聞いたことがありません。

その代わりに、

サッカーを理解している
賢いプレーをする

といった言い方はよく聞きます。

また、その中でよく耳にするのが、ジョーコ・プリート(gioco pulito)という言葉です。

直訳すると「きれいなプレー」という意味になりますが、実際の感覚としては少し違います。

どちらかというと、

無理がない
余計なリスクを取らない
シンプルで整理されたプレー

そういった意味合いで使われているように感じます。

一見すると特別なことはしていないのに、なぜかプレーがスムーズに続いていく。
それは、意識的に無理なリスクを避け、確実性の高い選択を積み重ねているからだと思います。

おそらく、日本で言われている「サッカーIQが高い」という状態も、こうしたプレーの中に表れているものなのではないでしょうか。

サッカーIQというのは、一つの能力ではなく、

・ポジショニング
・判断
・視野
・プレーの選択
・技術とのつながり
・感覚
・経験

そういったものが全部重なって、プレーとして出てくるものだと思います。

サッカーIQが高い選手にはどんな特徴があるのか

サッカーIQが高いと感じる選手には、いくつか共通する特徴があります。

・プレーがシンプル
・無駄なリスクを取らない
・状況に応じた判断ができる
・仲間と相手の両方が見えている
・何を選ぶべきかが速い
・サッカーを理解している感じがある

ただ、それだけではなく、私がいつも感じるのは、感覚としてわかっているように見えることです。

自分がサッカー上手くなるためには何をしなければいけないのか。
どんなプレーが必要なのか。
どういう選択がチームにとって良いのか。

そういったことを、一つひとつ頭で考えているというよりも、自然に選べているように見える子がいます。

だからこそ、意識してやっているというよりも、無意識の中でそれができてしまっているように見えることがあります。

サッカーIQが高い選手というのは、何か特別なことをしている選手というよりも、自然に正しい方向にプレーできる選手という感じに近いのかもしれません。

なぜサッカーIQが高い選手ほどシンプルなプレーができるのか

一見すると、すごいプレーというのは技術に特化したものが多いように感じます。

目立つプレー。
派手なプレー。
見ていて「おお」となるプレー。

そういったものは、どちらかというと技術に特化したものが多い気がします。

一方で、見ていて安心感があったり、
さすがだなと感じるようなプレーというのは、

無理のない選択の中で、必要な場面だけリスクを取っていることが多いのではないでしょうか。

つまり、サッカーIQが高い選手というのは、何か特別なことをしているというよりも、その状況の中で一番正しい選択、一番無理のない選択を知っている状態に近いのだと思います。

派手さはないのに、プレーが途切れずにスムーズに続いていく。
それは、確実性の高い選択を積み重ねているからだと思います。

そして、こうした判断は、最初からできるものではなく、小さい頃から挑戦して、間違えて、その積み重ねの中で少しずつ身についていくものだと思います。

周りが見えていること。
状況を理解していること。
ボールを扱う技術があること。
身体が思うように動くこと。
仲間や相手の位置関係が分かっていること。

そういったものが全部つながって初めて、当たり前のように正しい選択ができる。

そう考えると、サッカーIQというのは一つの能力ではなく、積み重ねによって成り立つ、とても奥の深いものだと感じています。

サッカーIQは才能なのか、それとも後から伸ばせるのか

サッカーを見ていると、もともと感覚が優れている子がいるのも事実です。

小さい頃からどんなスポーツでもできそうな子。
身体の使い方が自然な子。
プレーに無理がない子。

そういった感覚や運動神経、体幹のようなものが、サッカーIQにつながっている部分もあると思います。

ただ、それだけで決まってしまうものではないとも感じています。

サッカーIQというのは、意識して積み重ねていく中で、後から身につけていくことができるものでもあると思います。

どこを見るのか。
どこに立つのか。
どんな選択をするのか。

そういったことは、一度で身につくものではなく、経験の中で少しずつ変わっていくものです。

うまくいかなかったこと。
間違えた選択。
思ったようにできなかったプレー。

そういった一つひとつの経験の中で、次はどうするかを考えながら繰り返していくことで、判断や選択が変わっていく。

そしてその積み重ねが、やがて無意識の中でも選べる状態につながっていくのだと思います。

だからこそ、サッカーIQというのは、生まれ持ったものだけではなく、日々の中で変えていくことができるものなのではないでしょうか。

サッカーIQを伸ばすために、日々どんなことを意識すればいいのか

サッカーIQを伸ばすために特別なことをするというよりも、日々の中で何を意識しているか、どれだけそれを積み重ねているかによって、少しずつ変わっていくものだと思います。

例えば、

・周りを見る
・相手の位置を意識する
・自分のポジションを意識する
・味方の動きを見る
・無理なプレーを選ばない
・その状況で何が一番いいかを考える

こういったことは、多くの子どもがこれまでの中で一度は指導者から伝えられてきた内容だと思います。

ただ、差が出てくるのは、それを知っているかどうかではなく、実際に毎回意識してやっているかどうかなのだと思います。

サッカーIQを伸ばすために、親は何ができる?

サッカーIQを伸ばすために、親にできることはあるのか。

これは、あると思います。

例えば、サッカーに詳しい保護者の方や、コーチをしているような場合であれば、プレーについて説明したり、技術的なことを伝えたり、一緒に試合の映像を見ながら考えたりすることも、サッカーIQを伸ばしていく一つの方法だと思います。

そういった関わり方が、サッカーIQを伸ばすことだと考えられていることも多いと思います。

ただ、私はサッカーのこともあまり詳しくないので、プレーについて何かを指示したり、教えることはしていません。

以前から書いているように、プレーに対してこうした方がいい、ああした方がいいと伝えることはしていません。

親であれば、子どものプレーを見ていて、何か言いたくなる瞬間は誰にでもあると思います。
そのことについては、こちらでも書いています👇
👉 https://mamma-eiz.eu/parent-guidance-26/

ただその代わりに、サッカーのビデオを見ていたり、試合や練習を振り返ったときに、

・あの時はどうだったの?
・ここはどう見えていたの?
・なんでそういうふうにしたの?

といったことを聞いて、Eizに答えてもらうようにしています。

また、自分のプレーだけでなく、仲間のプレーや相手のプレーについても、

・これはどういう意味なの?
・ここはいい選択だったのかな?
・どういうふうに見えていたと思う?

というように、こちらが知りたいから教えてほしい、という感覚で聞くようにしています。

こういったやり取りの中で、Eizは一生懸命説明してくれます。

それは、これまでの経験や、コーチから言われたこと、自分の中で感じたことを整理する時間になっていて、結果としてアウトプットになっていると感じています。

そして、そのアウトプットが実際のプレーにもつながっていく。

インプットだけではなく、アウトプットを繰り返すこと。
それもサッカーIQを伸ばしていく中で、とても大切なことなのではないかと思っています。

サッカーIQは習慣で変わる|少年サッカーで差がつく本当の理由

ここまで書いてきたように、サッカーIQというのは、特別な才能だけで決まるものではないと思っています。

もちろん、もともとの感覚や身体の使い方、運動神経といった要素が関係している部分もあるとは思います。

ただ、それ以上に大きいのは、日々の中でどのような意識を持って取り組んでいるかという点ではないでしょうか。

多くの子どもは、

「周りを見よう」
「無理なプレーはしない」
「状況に応じて判断しよう」

といったことに触れてきていると思います。

ただ、実際に差が出てくるのは、それを知っているかどうかではなく、日常の中でどれだけ繰り返しているかだと思います。

一度聞いて終わるのか。
それとも、毎回の練習や試合の中で意識し続けているのか。

その違いが、少しずつプレーの質の差として現れてくるのではないでしょうか。

そして、その積み重ねが続いていくことで、最初は考えながら選んでいたことが、やがて自然と選べるようになっていく。

サッカーIQが高い選手というのは、何か特別なことができる選手というよりも、こうした判断や選択が当たり前のようにできる状態にある選手なのだと思います。

だからこそ、サッカーIQは一度で身につくものではなく、日々の積み重ねの中で少しずつ変化していくものなのではないでしょうか。

そしてそれは、技術だけではなく、見ること、考えること、選ぶこと、すべてを含んでいます。

サッカーIQとは、特別な能力というよりも、日常の中で積み重ねられていく習慣そのものとも言えるのかもしれません。

習慣については、こちらでも書いています👇
👉 https://mamma-eiz.eu/habits-build-soccer-players-16/

つづく


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