pub-3714318710564256親が口を出したくなるとき | 育成思考|子どもの可能性と向き合う

親が口を出したくなるとき

子どもに、
つい口を出してしまうことはありませんか。

「早くしなさい」
「ちゃんとやりなさい」
「なんでできないの?」

本当は、
怒りたいわけではない。

できれば、
自分で考えて、
自分で動ける子になってほしい。

でも、
言わないと不安になることもあります。

「このままで大丈夫かな」
「今ちゃんと伝えた方がいいのかな」

親であれば、
そう感じることは自然なことなのだと思います。

私自身、
子どもとの関わりの中で、
何度も考えてきました。

そして感じるのは、

子どもの主体性は、
日々の小さな関わり方の積み重ねの中で、
少しずつ変わっていく

ということです。

今回は、
「親が口を出したくなる理由」と、
子どもの主体性との関係について、
日々感じていることを書いてみたいと思います。

この記事はこんな方におすすめです

  • 子どもについ口を出しすぎてしまう方
  • 「見守る」と「放置」の違いに悩んでいる方
  • 子どもの主体性を育てたいと感じている方
  • 言葉の伝え方や関わり方を見直したい方

親は子どもに関心がある存在

子どものことを思うと、
つい口を出したくなることがあります。

「ちゃんとやったほうがいいんじゃない?」
「そのままで大丈夫かな」
「今言っておいたほうがいいかもしれない」

親であれば、
誰でも感じることなのだと思います。

それは、
子どもに関心があるからであり、
愛情があるからであり、
「より良く育ってほしい」という思いがあるからです。

実際、
子どもにまったく関心のない親は、
ほとんどいないのではないでしょうか。

関わり方や表現の仕方は違っても、
子どものことを考えているからこそ、
親は言いたくなる。

愛情。
期待。
不安。
願い。

そうしたいろいろな感情が重なって、
親はつい口を出したくなるのだと思います。

でも、
子どもの主体性を考えたときに、
本当に難しいのは、

口を出すことではなく、
口を出したい気持ちを抱えたまま、
距離を保つこと

なのかもしれません。

子どもが自分で考えて動けるようになるためには、
親が先回りして動かすことより、

「自分で考える余白」を残すこと

も、とても大切なのだと思います。

口を出すことは、
ある意味では簡単です。

気になったことを、
そのまま言葉にすればいいからです。

でも本当に難しいのは、
言いたい気持ちを抱えたまま、
見守ること。

関心を持ちながら、
介入しすぎない距離を探ることなのだと思います。

もちろん、
何も言わなければいい、
という話ではありません。

子どもにはそれぞれ性格も違えば、
テンポも違います。

見守ることで伸びる子もいれば、
言葉が必要な場面もある。

だからこそ、
「どこまで関わるか」は、
親にとって本当に難しい部分なのだと思います。

放置するのではなく、
無関心になるのでもなく、

見守る。

その距離感を探り続けることが、
子育ての中でとても大切なのかもしれません。

言葉は「正しさ」ではなく「受け取り」で決まる

子どもへの言葉は、
内容が正しいかどうかだけで決まるものではありません。

どれほど正しいことを言っていたとしても、

子どもが、

「また言われた」
「否定された」
「どうせ怒られる」

そんなふうに受け取っている状態であれば、
その言葉は届きにくくなってしまいます。

逆に、
同じ内容だったとしても、

「自分のことを考えて言ってくれている」

と感じられる状態であれば、
子どもの受け取り方は大きく変わります。

つまり、

言葉の意味は、
“何を言うか”だけではなく、
“どう受け取られるか”でも変わる

ということなのだと思います。

特に子どもは、
言葉そのものよりも、

・親の焦り
・イライラ
・不安
・期待

そういった“空気”を敏感に感じ取っています。

たとえ穏やかに話していても、
そこに焦りやコントロールしたい気持ちが強くあると、
子どもはそれを感じることがあります。

逆に、

「この子のことをちゃんと見よう」

という気持ちで関わっていることも、
子どもには自然と伝わっているように感じます。

だからこそ大切なのは、

何を言うかだけではなく、
どんな状態で言葉をかけているか

なのかもしれません。

親が正しさを伝えようとしすぎると、
子どもは少しずつ、

「自分で考える」より、
「怒られない正解を探す」

感覚に向かってしまうことがあります。

もちろん、
伝えなければいけないこともあります。

でも、

「子どもを動かすための言葉」 ではなく、

「子どもが自分で考えられる関わり方」

を意識することが、
主体性につながっていくのかもしれません。

👉 子どもがミスを怖がる理由

ミスをしただけで強く落ち込んだり、
「どうせ無理」と感じてしまう背景には、
自己肯定感の土台が関係していることがあります。

👇 イタリアの子どもたちを見て感じた違いはこちら

▶ 子どもがミスを怖がる理由を見る

「正しい声かけ」より大切なこと

子どもへの言い方に、
絶対の正解があるわけではありません。

同じ言葉でも、
子どもによって受け取り方は違います。

その日の気分や状態によっても、
届き方は変わることがあります。

だからこそ、

「この言い方が正解」

を探し続けるより、

「この子には、どう伝わるだろう」

と考えることの方が、
大切なのかもしれません。

親は、
誰よりもその子を長く見てきた存在です。

どんなときに落ち込みやすいのか。
どんな言い方だと素直に入るのか。
どんなときに反発しやすいのか。

日々の関わりの中で、
本当はたくさん感じ取っているのだと思います。

もちろん、
いつも冷静に関われるわけではありません。

疲れている日もあれば、
余裕がない日もあります。

感情的になってしまうことも、
親であれば自然にあることだと思います。

それでも、

「どう伝えたら、この子に届くだろう」

と少し立ち止まるだけで、
関わり方は変わっていくことがあります。

例えば、

「勉強しなさい」

と伝える代わりに、

「今日はどんな授業があった?」
「どこが難しかった?」
「どんなところが面白かった?」

そんなふうに会話から入ることで、
子ども自身が、

「自分で考える」

きっかけにつながることもあります。

親が答えを与え続けるより、
子どもが自分で感じたり考えたりできる余白を残すこと。

その積み重ねが、
主体性につながっていくのかもしれません。

👉 子どもが自分で考えて動くようになる習慣づくり

「怒られるからやる」ではなく、 自分で考えて動けるようになる関わり方について書いています。

👇 主体性につながる習慣についてはこちら

▶ 子どもが自分で考えて動く習慣を見る

子どもの主体性は、日常の積み重ねで育っていく

子どもが自分で考えて動けるようになるために、
特別な教育法があるわけではないのだと思います。

日々の小さな関わりや、
毎日の積み重ね。

その中で少しずつ、

「自分で考える」

感覚が育っていくのではないでしょうか。

例えば、

・すぐに答えを言いすぎない
・子ども自身に考える時間を残す
・失敗しても、すぐに否定しない

そんな小さな積み重ねです。

もちろん、
親としては、

「早く気づいてほしい」
「失敗しないでほしい」
「ちゃんとしてほしい」

と思うこともあります。

だからこそ、
つい先回りして言いたくなることもある。

それは自然なことだと思います。

でも、

親が答えを与え続けること

に慣れていくと、

子ども自身も、

「どうすればいい?」

を外に求めやすくなっていくことがあります。

逆に、

「まず自分で考えてみる」

経験を積み重ねている子どもは、
少しずつ、

「自分はどうしたいか」

を考えられるようになっていきます。

そしてその感覚は、
日常だけではなく、

スポーツや学校生活など、
さまざまな場面にもつながっていくように感じます。

サッカーでも、

「今どう動けばいいか」

を自分で考えながら動く子と、

「次は何を言われるだろう」

を気にしながら動く子では、
プレーの空気が大きく変わることがあります。

もちろん、
最初からうまくできるわけではありません。

失敗することもあるし、
迷うこともあります。

それでも、

「自分で考えてみる経験」

そのものに意味があるのだと思います。

主体性というのは、
特別な声かけで急に育つものではなく、

日々の関わりの中で、
少しずつ積み重なっていくものなのかもしれません。

👉 「ウェルビーイング」という言葉に感じる違和感

周りに合わせすぎて苦しくなる感覚や、
「自分らしさ」について書いています。

👇 自分の感覚を持つことについてはこちら

▶ ウェルビーイングの記事を見る
タイトルとURLをコピーしました