pub-3714318710564256子どもの失敗は経験になる?親の先回りが成長を止める理由 | 育成思考|子どもの可能性と向き合う

子どもの失敗は経験になる?親の先回りが成長を止める理由

子どもに失敗をさせること

大切だと分かっていても、実際にはとても難しいことだと感じます。

失敗が経験になることもわかっている。
そこから学ぶことがあることも理解している。

でも、子どもが辛そうにしている姿や、失敗するかもしれないのに見守ることは、やっぱり簡単なことではありません

できることなら避けさせてあげたい。
そう思ってしまうのは、親としてとても自然な感情だと思います。

親はなぜ子どもの失敗を止めたくなるのか

親の役割は「守ること」
そういう前提が、どこかにあるのだと思います。

でも、どうして守るのでしょうか。

つらい思いをさせるのがかわいそうだから。
嫌な思いをさせたくないから。

その感覚はとても自然なものだと思います。

でも本当に、そこだけを見ていていいのでしょうか。

こうした「失敗」と「成長」の関係については、別の記事でも詳しく書いています。

子どもが失敗から立ち上がる力について、より深く整理した記事です。

失敗から立ち上がる力をどう育てるかについて詳しく書いています。

▶ つまずいても立ち上がる力について読む

この記事で書いてきた「失敗を経験として積み重ねていく」という考え方と、とても近い視点を持っている本があります。

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うまくいかない経験をどう意味づけていくかを考える中で、印象に残った一冊。

『GRIT やり抜く力』

アンジェラ・ダックワース 著

親が本当に見ていくべきものは何か

少し視点を変えて考えてみると、

本来、親が見ていかなければいけないのは、
その瞬間のつらさではなくて、その先にあるものなのではないかと感じています。

転んだときに立ち直れるかどうか
失敗したときに、そこからどう進めるか

そしてもう一つ、

その出来事を、子ども自身がどう受け止めていくのか

挫折として止まるのか、
経験として前に進んでいけるのか

その感覚を、子どもの中に育てていくこと。
それが、親の関わりの中でつくられていくものだと思っています。

すべての経験が意味を持つという考え方

でも本来は、

その一つ一つを選ぶことではなく、

すべての経験が子どもにとって意味のあるものになる

という前提で捉えることの方が、
大切なのではないかと感じています。

失敗という出来事そのものではなく、

「失敗したという経験」
そしてそこから何を感じるか、
何を学ぶか。

そこに意味がある

つまり、

失敗することが問題なのではなく、
その経験があるかどうかが大きな違いになっていくのだと思います。

うまくいかない経験も含めて積み重ねていくことが、
結果として、その先の「続ける力」につながっていくのだと感じています。

子どもの経験の見方が変わると親の関わりはどう変わるのか

もちろんそれぞれの価値観があるので、同じような考え方で子育てをしていない方もいらっしゃると思います。

ただ少なからず、子どもに経験させることに重要性を置いていても、

頭では分かっていても、
実際の場面になると止めてしまう

それが起きているのではないかと思います。

でも、

子どもが失敗して、
落ち込んで、
それでもまた考えて進もうとする姿を見る。

そしてさらに、

そこを乗り越えて進んだとき、
その変化ははっきりと見える形で現れてきます。

その積み重ねを見ていく中で、

少しずつ、

子どもが経験していることの意味
自分の中に入ってくる。

そして、

大きな出来事だけではなく、

一見気づかないような小さな失敗や、
うまくいかなかったことにも、
そこに意味があると感じられるようになる

そうすると、

失敗を避けることに意識が向くのではなく、

その経験の中で何が起きているのか、
子どもがどう変わっているのかに、

自然と目が向くようになる

子どもの成長を見ること自体に、
どこか前向きな感覚が生まれていくのではないでしょうか。

経験はいつから始まっているのか

そしてもう一つ感じているのは、

経験というものは、
ある程度大きくなってから始まるものではなく、

もっと早い段階から、すでに始まっているということです。

子どもが何かをやろうとしたとき、
その時点で、もう経験は始まっている

うまくいくかどうかではなく、
やろうとしたこと自体が、
すでに一つの経験になっているのだと思います。

たとえば、

何かに手を伸ばしてみること。
うまくつかめずに落としてしまうこと。
触ってみて違うと感じること。

そういう一つ一つが、
すでに経験になっている

うまくいったかどうかではなく、

やろうとしたこと、
感じたこと、

そのすべてが積み重なっていく

だからこそ、

その瞬間を止めるのか、
そのままやらせてみるのかで、

積み重なっていくものは
少しずつ変わっていくのだと思います。

子どもの「やってみたい」を止めない関わりについてはこちら

YESで答えてきた子育ての中で書いた内容です。

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失敗も含めた経験が、子どもの力になっていく。

この記事に書いてきたように、子どもの失敗やうまくいかない経験には、その子の力を育てる意味があるのだと思います。
そんな視点と重なる部分が多く、あらためて考えさせられる一冊です。

GRIT やり抜く力

『GRIT やり抜く力』
アンジェラ・ダックワース 著

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