子どもが怪我をすると、サッカーができない時間をどのように過ごせばよいのか悩むことがあります。
「早く治したい」という気持ちはあっても、すぐに前向きに切り替えるのは簡単ではありません。
体を動かせない中で、今できることは何か。
この時間をどのように過ごすかによって、その後の成長の見え方も少し変わってくるように感じます。
今回、右足首を骨折した息子・Eizと一緒に、サッカーができない期間にできることを考えました。
上半身のトレーニング。
試合映像を見ること。
イメージトレーニング。
そして、少しずつ新しい習慣を作っていくこと。
すぐに気持ちを切り替えることは難しくても、今できることに目を向けることで、怪我の時間にも意味を見つけられることがあります。
この記事では、右足ギプス生活の中で親子で考えたことや、ベイビーステップで取り組んだこと、そして怪我を通して見えてきた気づきをまとめています。
今回の課題と向き合う
実は、1年3か月前にも、息子Eizは同じ右足首を骨折し、同じようにギプスをつけていました。
その時のEizは、サッカーができないことへのダメージがとても大きく、頭の中は
「どうしたら一日でも早くサッカーができるようになるか」
そのことばかりを考えていたのを覚えています。
そして今回、また同じ右足首を骨折しました。
トップアスリートがよく口にするように、怪我をした時こそ「今しかできないことに集中する」という考え方は、理屈としてはとてもよく分かります。
前回の経験があるからこそ、今回はその考え方を頭では理解できている。
そこには、確かに成長を感じました。
ただ、理解したからといって、
「はい、ではすぐ行動しましょう」
と簡単に切り替えられるかというと、そんなに話は単純ではありません。
気持ちを整理し、悔しさを受け止めながら前を向くことは、大人にとっても簡単なことではありません。
まして11歳の子どもにとっては、なおさら難しいことだと思います。
鬼のようなメンタルで、感情をすべてコントロールし、すぐに行動に移せる人は、大人でも子どもでもほんの一握りです。
そんなことが簡単にできたら、誰も苦労しないはずです。
だからこそ今回のテーマは、「では、ここから何をしていけばいいのか?」を、息子と一緒に考えることでした。
できないことを嘆くのではなく、今できることを少しずつ見つけていく。
その時間にも、きっと意味があるのだと思っています。
今できることを調べてみる🔰
まずは、右足首をギプスで固定した状態でも、家庭で安全にできることをざっくりインターネットで調べてみました。
すると、こんな選択肢が見つかりました。
腕のトレーニング(アームカール、ショルダープレス)
体幹トレーニング(プランク、サイドプランク)
座った状態でのバランス練習
サッカーの試合映像やプレー映像の観察
イメージトレーニング🍀(プレーを頭の中で再現する)
正直、息子も私も「アームカール? ショルダープレス? それ何?」というレベルでした。
調べてみると、アームカールはダンベルを持って肘を曲げ伸ばしするシンプルな運動で、腕の力を鍛えるトレーニングだと分かりました。
ショルダープレスは、肩の筋肉を使ってダンベルを上に押し上げるトレーニングです。
いくつか候補が出た中で、今回まず取り組むことにしたのはアームカールでした。
Eizは小さい頃から、ジムにあるトレーニング器具に憧れがあります。
「鍛えたい」というより、
「あの器具を使ってみたい」
という気持ちに近いのですが😅、ダンベルなら楽しみながら始められそうだなと思っていました。
実際、いろいろ話した中でも、一番食いついていたのがアームカールでした。
まずはダンベルを用意するところから。
明日には準備できたらいいね、というところまで話しています。
加えて、プロサッカーの試合映像を見て、ボールではなくディフェンダーの動きだけを集中して観察することも取り入れることにしました。
体を動かせなくても、判断やポジショニングは頭の中で学ぶことができます。
そして、以前から「やった方がいいよね」と話してはいたものの、なかなか続かなかったイメージトレーニング。
今回は瞑想の時間も兼ねて、少しずつ取り入れられたらいいなと思っています。
こうして調べてみると、怪我をしていても今できることは意外とたくさんあることに気づきました。
できないことに目が向きがちな時期だからこそ、できることを一つずつ見つけていくことが、前向きな気持ちにつながっていくのかもしれません。
ベイビーステップで取り組む
もちろん、11歳の息子がこれらすべてを一気に習慣にできるわけではありません。
だからこそ、今回もベイビーステップを大切にします。
私は、何かを始めるときには、日頃から「少しずつ」を意識しています。
最初から全部やろうとすると、それが続かない一番の原因になることが多いからです。
今回は、まずはダンベルを準備すること。
短い時間でも動画を一緒に見ること。
このくらいからで十分だと考えています。
動画を見ながら、Eizが私にサッカーの動きを説明してくれる時間は、それだけで立派なアウトプットになっています。
自分の言葉で説明することで、頭の中で整理され、理解も少しずつ深まっていくように感じます。
日本語で動画を見てくれたら、日本語の勉強にもなるな…と思ったりもしますが、欲張らず、焦らず、少しずつ。
こうして振り返ると、大きなことを一度に始めるよりも、今できる小さな一歩を続けることの方が、結果的に大きな力になっていくのかもしれません。
サッカーができない時間も、工夫次第で成長につながる時間に変えていける。
そんなことを、今回改めて感じています。
ベイビーステップで取り組む
もちろん、11歳の息子がこれらすべてを一気に習慣にできるわけではありません。
だからこそ、今回もベイビーステップを大切にします。
私は、何かを始めるときには、日頃から「少しずつ」を意識しています。
最初から全部やろうとすると、それが続かない一番の原因になることが多いからです。
今回は、まずはダンベルを準備すること。
短い時間でも動画を一緒に見ること。
このくらいからで十分だと考えています。
動画を見ながら、Eizが私にサッカーの動きを説明してくれる時間は、それだけで立派なアウトプットになっています。
自分の言葉で説明することで、頭の中で整理され、理解も少しずつ深まっていくように感じます。
日本語で動画を見てくれたら、日本語の勉強にもなるな…と思ったりもしますが、欲張らず、焦らず、少しずつ。
こうして振り返ると、大きなことを一度に始めるよりも、今できる小さな一歩を続けることの方が、結果的に大きな力になっていくのかもしれません。
サッカーができない時間も、工夫次第で成長につながる時間に変えていける。
そんなことを、今回改めて感じています。
小さな一歩が、大きな変化につながっていく。
「バカバカしいほど小さく始める」という考え方は、 怪我と向き合う息子との対話においても、大きな支えになりました。
息子が自分で考えることをサポートする
私が一番意識しているのは、強制しないことです。
そして、「やらせる」のではなく、自分でやってみたいと思える状態をつくることを大切にしています。
やりたくて始めたことでも、途中でうまくいかなかったり、しんどくなったりすると嫌になることがあります。
ましてや、最初からそこまで気持ちが乗っていないことを続けるのは、正直かなり難しいものです。
それでも、ある時ふと「あの時続けていてよかった」と思える瞬間が来たら、それはとても大きな意味を持つはずです。
頭で分かっていても、行動に移すのは簡単ではありません。
だからこそ、少しずつ自分で考え、動けるようになること。
その過程をそっと支えていくことが、今の私にできる一番のサポートだと思っています。
親ができることには限りがあります。
最終的に動くのは、子ども自身です。
だからこそ、答えを与えるよりも、自分で考えられるようになることの方が、長い目で見ると大きな力になるのかもしれません。
怪我をしたからこそ見えるもの
怪我をしたからこそ、感じられること、見えてくることもあります。
試合に出られないからこそ、仲間のプレーをじっくり見る時間が生まれたり、これまで当たり前だった日常のありがたさに気づいたりすることもあります。
私自身も、今回の骨折を通して、周りの人たちの温かさを改めて感じました。
仕事の都合で、松葉杖のEizを送迎できない日に助けてくれたお友達のお母さん。
病院について調べてアドバイスをくれた仲間。
そして学校では、重い中学校のカバンを自然に持ってくれるEizの友達の姿もありました🧡
こうしたことを実感できるのは、変な言い方かもしれませんが、今回の骨折があったからこそです。
もちろん、怪我をしないに越したことはありません。
それでも、立ち止まった時間の中で、これまで見えていなかったものに気づけることがあります。
支えてくれる人の存在。
当たり前だと思っていた日常。
そして、サッカーができることのありがたさ。
そうしたものに気づけたことも、今回の怪我の中で得られた大切な経験の一つでした。
もちろん、私自身もすべてを完璧にできているわけではありません。
これで本当に良いのか分からないこともありますが、その時にできることを息子と一緒に考えるようにしています。
そうして向き合う中で、何か一つでもプラスになることがあればいいなと思っています。
それでも、まずは一つだけでも「今できること」を考えてみることには、意味があるのではないでしょうか。
子どもの成長を支えるうえでも、何度も読み返している一冊です。
『小さな習慣』
スティーヴン・ガイズ 著
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